競泳水着の中には、スピードを追求するもの、練習用に負荷があるもの、フィットネス向けのきやすさを優先したものなど、いろんなタイプの水着があります。
水着を着用する目的によって、競泳水着の選び方も変わってきますので、ポイントを押さえてふさわしい水着を選びましょう。
自分にあった競泳水着を選ぶポインを紹介しますので、是非参考にしてください。
スポーツジムで水泳をしたい場合
スポーツジムで水泳をするのは、運動不足解消やダイエットが目的ですよね。
つまり、競泳をする時のようにタイム向上のための機能性は必要なく、フィット感があって動きやすいストレッチ性に富んだ着心地の水着がベストです。
スポーツジム用の水着は、競泳用の水着のように体を締め付けるほどのフィット感は要りません。
ほどよく締め付ける程度のストレッチ性で、生地は厚手のものを選ぶと、窮屈さを感じずに水中ウォーキングやアクアビクスなどを楽しめます。
また、着脱しやすい水着を選ぶと、手間がかからずに着心地も抜群で気軽に水中フィットネスを楽しめるのでおすすめです。
着脱しやすいタイプは、上下が分かれているセパレートタイプの競泳水着です。
水泳でダイエットしたい場合
水泳でダイエットをしたいと思っている人は、今の自分のボディラインを見られるのが恥ずかしいという人が多いはず。
そのため、体にフィットした水着を選ばずに、体型をカバーしてくれる水着を選ぼうとするのかもしれません。
けれども、水泳でダイエットをするためには水中で運動をしなければいけないわけですから、いくら体型をカバーしてくれるとしても、例えば、レジャー用の普通の水着では泳ぐのには不向きです。
ダイエットのための水泳にふさわしい水着は、体にフィットしながらもストレッチ性があり、ボディラインを強調しすぎない厚手の生地を使ったものです。
特に、ボディラインを気にして恥ずかしいと思うのは、女性の方が圧倒的に多いと思いますが、次の3点に気をつけてフィットネス用の競泳水着を選ぶと、楽しく水泳でダイエットできる水着に出会えますよ!
- 胸パッドをつけられるもの
- 生地が厚めのもの
- オールインワンタイプの水着
女性は特に水着を着用する時、バストの形が気になりますね。それをカバーしてくれるのが、胸パッドやシリコン製のヌーブラです。
しかし、胸パッドをつけられる仕様の水着を選ばなければ、胸パッドなどでバストの形を調整することができません。
フィットネス用の水着には、胸パッドを入れられるものが多いですが、競泳水着には胸パッドを入れられないものがほとんどですので、気をつけて選びましょう。
生地は厚めのものの方が、ボディラインがくっきりと出過ぎないので、水泳の時も気になりません。
さらには、ワンピースのようなスタイルでウエストからがスパッツになっているオールインワンタイプの水着を選ぶと、ウエストからヒップ、太ももにかけてのラインをうまくカバーできます。
水泳大会出場など競泳を目指す場合
将来的に本格的に水泳大会に出たり、また趣味として泳ぐことを目的にしている場合、練習時も競泳用の水着を着用するべきです。
競泳用水着とフィットネス水着は、生地も設計も違います。
競泳用の水着は、何よりも水の抵抗を最小限に抑えるために薄めの生地しか使っていません。
また、サイズは少し小さになっており、体を締め付けるくらいのフィット感があるので、ボディラインがくっきりわかるので抵抗がある方もいるかもしれません。
競泳用の水着には、大会出場用の水着(こちらを一般的に競泳水着と呼びます)と練習用の水着の2種類があります。それぞれ機能性や設計などが違っています。
水泳大会出場用の競泳水着は次の条件を満たした水着でなければいけません。
- 大会の規定を満たした水着
- 国際大会以上ならFINA承認マークがある水着
大会では、水着の形状や素材に関して規定が設けられていることが多いです。
また、FINA承認の基準にも、水着の形状や素材に関しての細かい規定があり、その規定をクリアしたものでなければ着用不可となっています。
練習用の水着は、ハードな練習にも耐えられるような丈夫な生地で作られており、何度もプールに入っても生地が傷まない耐塩素性に優れた水着やわざと負荷がかかるようになっている水着などがあります。
おすすめのレディース競泳水着
レディースの競泳水着には、「セパレーツ」「ワンピース」「オールインワン」「トップス・ボトムス」の4種類があります。
「セパレーツ」と「トップス・ボトムス」は、結局同じようなものですが、「トップス・ボトムス」に関しては、組み合わせを変えることでおしゃれを楽しむ女性が多いです。
レディースとなると、体のフィット感や動きやすさの他に、体型をカバーしたり、胸パッドの有無なども重要になりますが、水着のデザインにこだわる方も多いですよね。
競泳水着は基本的に、色が濃い生地がメインになっているので、地味なイメージを抱いている人も多いと思います
でも、黒や紺をベースにしながらも、色鮮やかなプリント柄が入っていたりなど、レディースだからこそおしゃれな競泳水着もたくさんあります。
特にトップスの部分に、鮮やかで華やかなプリント柄が施されているものが人気で、ワンポイントにもなり、地味なイメージを一新するようなデザインが素敵です。
「トップス・ボトムス」に関しては、基本的には黒や紺の「トップス・ボトムス」を選んでおき、トップスだけをその日の水泳メニューや気分によって華やかなものに変えるなどして水泳ライフを楽しむのがおすすめです。
いつもの競泳水着のデザインにマンネリを感じているなら、華やかなプリント柄が入ったものや、明るいカラーのトップスに変えて気分転換してみてはいかがでしょうか。
サイズの選び方
競泳水着を選ぶ時に重要なのがサイズ選びです。
大会出場用や競泳の練習用の水着と、フィットネス用の水着のサイズ選びのポイントが少し違うので、少し気をつけてください。
競泳水着のサイズ選びのポイント
大会出場用や練習用の競泳水着になると、かなりフィット感があり、窮屈に感じるので、ジャストフィットか、少し大きめのサイズを選びたくなります。
しかし、水泳では太ももの筋肉もよく使うので、できるだけフィットして水の抵抗を少なくし、筋肉を固定してくれるものの方がおすすめです。
競泳用の水着のサイズはウエストサイズをポイントにして各メーカーのサイズ表を参考に選ぶと、ちょうどいいサイズの水着を選べます。
初めて着ける時はきつく感じますが、水着の生地は水を含むことで少し伸びる特性があるので、プールに入るとちょうどいいサイズになるはずです。
また、大会出場用の競泳水着には、布帛という素材がよく使われていますが、布帛には独特の締め付け感があります。
それを窮屈に感じることもありますが、布帛によって筋肉の動きがサポートされるからこそ、タイム向上へと向けて行けるので、少しずつ慣れて行きましょう。
練習用の競泳水着の生地は、耐久性を持たせるために少し厚めになっています。
サイズに関しては、大会出場用の競泳水着と同じように少しきつめのものでウエストサイズを基準に選ぶとちょうどいいと思います。
フィットネス水着のサイズ選びのポイント
フィットネス水着は、フィット感がありながらも動きやすいものがおすすめです。着る回数が多いため、耐久性の向上のためにも厚めの生地を使用しているものが多いです。
サイズは、体にフィットして締め付けすぎないジャストサイズのものを選ぶのがポイントです。
この時も、ウエストサイズを基本に、フィットネス用のサイズ表を基準にして選ぶようにすると、ちょうどいいサイズのフィットネス水着を選べます。