競泳水着は、用途や目的、対象とする人ごとに幾つかのタイプに分かれています。

それぞれ、特徴があるので自分のニーズにマッチしたものを選ぶ為の参考にして下さい。

高速水着

水の抵抗を少なくし何よりも早く泳ぐことを優先した、トップクラスの競泳水着の種類です。

最先端の技術をほどこし、主に国際的な世界大会や全国大会などの公式な大会向けに作られていてFINA承認マークもついています。他の水着とは違い特別サイズがあるシリーズもあります。

何よりも体の面積を減らして水の抵抗を減らしスピーディに泳ぐことを目的としているので、苦しいくらいの締め付け感があります。

大人がひとりで脱ぎ着できないほど締め付けられるので、基本的に長時間の着用はせずレースが終わるとすぐに着替えてしまう選手が多いです。スピードを競う競泳に特化した最先端の水着をになります。

一般競泳水着

泳ぐことを目的として作られたオーソドックスな競泳水着でJASPO((社)日本スポーツ用品工業協会)の規格に基づいて作られています。普通は、このタイプの種類を競泳水着と呼んでいます。

練習でも使えますが一般的には大会や記録会で使われることが多い競泳水着です。一部をのぞいてFINA承認マークがついているので公式の大会でも使えます。

プールに入ると生地が伸びて動きやすくなることから、少しきつめに選んでおくのがベストです。また塩素の影響で使用とともに劣化してきて生地が伸びてくるのではじめは少しきつめで苦しくないものを選ぶとベストでしょう。

スポーツ水着

初心者が泳ぐことを目的として作られた競泳水着の種類です。はじめての方でも泳ぎやすいように設計されています。「マスターズ水着」などと呼ばれるものもこの種類です。

FINA非承認なので公式の大会では使えませんが、練習に限らず一般の大会でも使えます。

スポーツ水着の着用感はフィットネス水着に似ていてゆったり目に作られています。違いと言えば水泳のために作られているかどうかというところです。

また生地の厚みを一般の競泳水着と比較すると丈夫に作られているのも特徴です。着心地よく安心して泳げるという点ではナンバーワンです。

練習用水着

大会とは別に普段の練習を目的として作られたの競泳水着の種類です。

高速水着や一般競泳水着は塩素に弱いため練習で使っていると早く劣化してしまいます。その点練習用水着は早く泳ぐことを目的としていない反面、耐久性にすぐれていて塩素に強いという特徴があります。

練習用水着は一般競泳水着と同じくJASPOの規格に基づいて作られていて、着用感は締め付けが弱くゆったりと作られています。

また生地が厚く伸びにくい素材なので水を含みやすくスピーディに泳ぐことはできませんが、その分、体を鍛えられるのが魅力でしょう。

まとめ

競泳水着には4種類あって目的が違っています。また、着心地が変わってきます。

おそらく、ここを読んでいる方には、値段もかなり高いですし高速水着は必要ないかと思います。大会に出るような方でなければ、スポーツ水着や練習用水着を選択される方が、泳ぎやすいですし価格も手頃で手に入るのでおすすめです。