ダイエットにも大きな効果をもたらしてくれる水泳。女性にとって積極的に取り入れたいメニューではありますが、水泳をすると肩幅が広くなるといった噂を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。確かに女性の水泳選手でも肩幅が広くがっちりした体型の人をよく見かけます。

せっかくのダイエットなのに肩幅が広くなってしまっては、がっちりした体型に見られてしまい意味がなくなってしまいますよね。

水泳で肩幅が広くなるのは本当なのか、なぜ水泳選手は肩幅が広いのか、自分の理想の体型をつくるために水泳と肩幅の関係について疑問を解消しておきましょう。

ダイエットのための水泳では肩幅が広がることはない

水泳によるダイエットというと、水中をウォーキングしたり、ゆっくりと泳いだりといったメニューを行う人が多いですよね。

肩幅が広くなる状況というのは、水泳によって肩や背中周りの筋肉が発達することによるものです。ただ、はっきりと肩幅が広くなったとわかるほど筋肉をつけるためには、相当ハードな運動量が必要となります。

ダイエットで行うようなゆっくりとした泳ぎやウォーキング程度では、ガッチリとした体型になることは難しいことだともいえますので、ダイエットを目的とした水泳において肩幅の心配をする必要はありません。

また大人になってから骨格が変わるということはないため、ダイエット目的の水泳によって肩幅の骨格が広がってしまう心配もないといえます。

女子の水泳選手の肩幅が広い理由

ダイエットにおける水泳では肩幅が広がる心配はないとお伝えしましたが、女子の水泳選手は肩幅が広い人も多いし、続けていくうちに自分もそうなってしまうのでは?という不安がある人もいるのではないでしょうか。

実は女子の水泳選手というのは、日々並々ならぬ泳ぎ込みをしているといえます。水泳を競技として行う場合、肺活量や技術もさながら、相応の筋肉量も必要となってきますよね。

そのため、筋肉をつけることを目的としたトレーニングについても毎日行っており、そのためには長距離をひたすら泳いだり、タイムを上げるために速く泳いだりといった独特の泳ぎ方を行うことが多いのです。

女子の水泳選手の場合、ダイエットを目的として水泳をしているわけではなく、速く泳いだり、長距離を泳ぐことを目的としており、あえて肩や背中周りの筋肉を鍛えているといっても良いでしょう。

そのため、同じ水泳を行っていたとしても、根本のメニューは違うため、水泳選手は肩幅が広くなっているというわけです。

また水泳においてだけではなく、筋肉をつけるための食生活や陸地でのトレーニングも並行して行っているため、その結果が肩幅に表れているともいえます。

日々の選手としての努力が体型となって表れているというわけですね。

水泳はダイエットするにはちょうどいい

水泳によって肩幅が広がることはないということがわかりましたが、実は水泳はダイエットするにはもってこいの運動なのです。

ダイエットのために水泳を行う場合、プールなどに行って運動をする人が多いと思いますが、そういった水の中ですと、水圧によって通常の運動時よりもより負荷をかけた状態での運動となります。そのため、普段陸地で行っているようなウォーキングも、水中でやることで倍の効果を得ることができるのです。

また水泳は全身を使って泳ぐことが必要になるので、一気に複数の箇所へのダイエット効果を感じることができます。

効率良くダイエットを行うこともでき、運動効果も高いため、ダイエットを行うにはちょうどいい運動だといえますね。

水泳は、いままで「肩幅が広がってしまうのでは…」「ガッチリした体型になってしまうのでは…」と気にしていた人でも、実は安心して取り組めるダイエットなのです。