妊娠をきっかけに、来るべく出産に備えて運動をしようと思う方も多いと思います。

でも泳げないのにマタニティスイミングってできるの?と不安に思う方もいると思います。また、マタニティスイミングってどんなことをするの? 水着は…? 効果ってあるの? とわからないことばかり。

悩んでいる間に、お腹も大きくなって日常生活も大変になってきます。そして体重も着実に増えてしまう…。

せっかくの赤ちゃんがお腹のなかにいる大切な時間を、楽しく過ごしませんか?

 マタニティスイミングの内容ってどんなの?

マタニティスイミングというと、ただ泳ぐだけ?と思う方も多いと思いますが、実は泳げない人も参加できるんです。

専門のインストラクターがサポートしてくれるので、、泳ぐだけではなく、水中エクササイズといって音楽に合わせてウォーキングや体操・アクアビクス(水中で行うエクササイズ)・筋力トレーニングなどを行います。

水泳は個々のレベルに合わせてくれるので安心です。

泳げる人は4種目泳ぎます(平泳ぎはやらないところもあります)し、お水が怖いという方は潜ったり、浮いたり、バタ足の練習をしますので安心です。

泳げない方もクロールの練習場をして、体も浮きやすくなるので泳げるようになる方もいるんですよ。

その他、水中で座禅をして息こらえ(30秒~60秒くらい)を練習したり、浮き具を使って浮かび、リラックスした状態で出産の時の呼吸法(ラマーズ法)を練習します。

運動の前後に助産師さん(または看護師さん)が健康チェック(体重・体温・脈拍・血圧など)をしてくれたり、運動中も生徒さんの様子けを見ていてくれるので安全で安心できます。

終わったあとは、程よく疲れが出る程度のところが多いですね。プールから出たあとは、ちょっと体が重く感じる方もいます。練習が終わったら、体が冷えないようにお風呂や採暖室に入って体を暖めます。

いつからいつまでできるの?

マタニティスイミングは、妊娠15週目くらいから臨月になって生まれるまでできます。特にお腹が大きくなって来ると、陸の運動が大変になってくるので、水中だと思いっきり運動できますね。

マタニティスイミングを利用する場合は、通院している病院の承諾書が必要です。これは、「妊娠経過が順調で、母子共に順調ですよ」という証明です。

例えば、心疾患や糖尿病、妊娠中毒症や感染症・合併症をお持ちの方はお医者さんから許可が出ない場合がありますので、早めに相談すると良いと思います。

マタニティスイミングの効果・メリット

マタニティスイミングは、プールに入ると体が軽くなるので足腰に負担がなくしっかりと運動ができます。

お腹が大きくなってくると、日常生活もちょっと動くと息切れがしたりするので、不安になったりストレスが貯まったり…。そういうストレス解消にはプールは気持ちいいですよね。

また伏し浮きや背浮きは関節を緩めるので、腰痛や肩こり・むくみにも効果的です。水泳は全身運動なので血行促進に役立ちバランス感覚も良くなり筋肉もつけてくれます。

これからの分娩・育児に備えて体力維持や強化にもなります。赤ちゃんもお母さんと一緒にお腹の中で動き回ったり、一緒にリラックスもしてくれます。

最近はお医者さんに体重の増加を指摘されることも…。水中で運動することで、陸よりもより有酸素運動ができるので体重増加を防ぐことができます。マタニティースイミングに行った日は、体重の増加を気にせず美味しく食事ができるかも…。

そして出産までの病院へ行く回数って、1ヵ月に1回だったり、2週間に1回だったり…。困ったり不安に思ったりすることがあっても、中々聞くまでにまだ日にちがあったりしますよね。

そんなとき、マタニティスイミングにいる助産師さん(または看護師さん)に、すぐに相談できるのが嬉しいです。ちょっとした悩みでも、すぐに解決に繋がるので安心です。

そして同じマタニティの人達と知り合えるので、励まし合ったり、情報交換したりと同じ状況だからこそ一緒に楽しむことができます。産後の最初のママ友になるかもしれませんね。

まずは体験してみるのがおすすめ

残念なことにプールによって、マタニティの方の利用を禁止しているところもあるんです。

マタニティの方の急な体調の変化への対応や、利用中の衝突の危険を避けるためですね。そんな不安な状況をなくしてくれるのが、マタニティスイミングです。

入会すると、週に1回90分~120分(陸のメンタルチェックやストレッチも含む)、週1~2回で9000円~15000円くらいになります。チケット制で1回1500円~2500円で行っているところもあります。

お近くのイトマン・コナミ・ティップネス・セントラルメガロスなどのスポーツクラブに問い合わせてみましょう。体験を行っているところが多いので、最初は体験で利用すると良いと思います。

マタニティスイミング用の水着の選び方

「水着はマタニティ用ってあるの?普通の水着じゃだめなの?」と迷ってしまいますよね!最初は普通の水着でも大丈夫ですが、マタニティ用の水着は普通の水着と違って、お腹回りの伸縮性が良くて、裏地が2重になっているので保温効果があるものが多いんです。

種類は上下が分かれているセパレートタイプや可愛らしいワンピースタイプ、マタニティの時期だけではもったいない産後も兼用デザインなど豊富です。

運動をするのでスパッツタイプが動きやすいかもしれません。セパレートタイプなら、泳いでいる時にめくり上がりを防ぐスナップがついているものがおすすめです。

また前にファスナーが付いている水着は、臨月が近づいても着脱しやすくて便利です。カラーも豊富にあるので、水着選びでもって楽しめますね。

キャップやゴーグルも必要です。髪が長い方もですが、水中とはいえ動けば暑くなります。頭の締め付けが弱い物がお勧めです。

冷えを防ぐために、ラッシュガードがあるとより良いと思います。お腹が大きくなると着替えも一苦労です。大きめの巻きタオル(スナップ付・ゴム付)があると便利です。(大人なのでワンピタイプのタオルローブでも良いと思います)