
海外のスポーツショップで競泳水着を探したい時や、品揃えが豊富な海外の通販サイトを利用したい時、「競泳水着って英語で何て言うのだろう?」と疑問に思うことはありませんか。
「水着」の英語として思い浮かぶのは「swimsuit」かもしれませんが、それだけでは海外の店舗で店員に尋ねた際、ビーチで着るようなレジャー用の水着を案内されてしまう可能性があります。また、オンラインショップで検索する際も、適切なキーワードを知らなければ目的のレーシングスーツにたどり着くことができません。
本記事では、海外のショップや大会、練習環境でそのまま使える「競泳水着」の自然な英語表現を徹底解説します。最短で通じるフレーズから、アメリカやイギリスなど地域による呼び方の違い、スパッツやワンピースなどの形状別の名称、さらには海外通販で失敗しないためのサイズ表記や最新テクノロジーの専門用語まで詳しくまとめました。
競泳水着を英語で伝える最短フレーズ
海外の店舗で店員に話しかける際や、検索エンジンにキーワードを入力する際、これさえ覚えておけば間違いないという基本的な英語表現から解説します。
迷ったら「Competitive Swimwear」が確実
日本語の「競泳水着」に最も近く、相手が水泳に詳しくなくても誤解されにくい表現が「competitive swimwear(コンペティティブ・スイムウェア)」です。
「competitive」は「競技の、競争の」という意味を持ち、「swimwear」は衣類としての水着全般を指します。海外の通販サイトのカテゴリー名などでも頻繁に見かける表現であり、レジャー用の水着とは明確に区別されます。
また、「competition swimsuit」や「a swimsuit for competitions(大会のための水着)」という表現も非常に自然です。まずは「水着」と言ってから「競技用であること」を補足する言い方を覚えておくと、会話がスムーズに進みます。
お店ですぐ使える目的別の英会話テンプレート
旅行先のスポーツ用品店や、海外の大会会場に出店しているブースなどで水着を探す際、以下のテンプレートに単語を当てはめるだけで、自分の探しているアイテムを正確に伝えることができます。
「I am looking for + 形状 + 用途」の型を覚えておきましょう。
「I am looking for a one-piece swimsuit for competitions.」(競技用のワンピース水着を探しています。)
「I need jammers for a swim meet.」(水泳の大会用にジャマー(男性用スパッツ水着)が必要です。)
「I want a kneeskin with strong compression.」(着圧の強いニースキン(女性用スパッツ水着)が欲しいです。)
もし、競泳用ではなく海やプールで遊ぶための水着を探している場合は、競技用ではないことを明確にする必要があります。
「I am looking for swim trunks for the beach, not for competition.」(競技用ではなく、ビーチ用の水着を探しています。)
地域別で異なる水着全般を指す英語表現
英語圏において「水着」を指す一般的な単語は、国や地域によって驚くほど異なります。渡航先や利用する通販サイトの拠点に合わせて使い分けることで、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。
アメリカ英語での表現
アメリカ英語では、水着全般を「swimsuit(スイムスーツ)」または「bathing suit(ベイジングスーツ)」と呼ぶのが一般的です。
ただし、「suit」という単語が含まれるため、文脈を伝えないとビジネス用のスーツと勘違いされるケースもゼロではありません。プールやスポーツショップという状況であれば問題ありませんが、日常会話のなかで突然水着の話をする場合は「swimming」に関連していることを伝えるのが無難です。
イギリス英語での表現
イギリスでは「swimsuit」も通じますが、伝統的かつ日常的によく使われる表現は「swimming costume(スイミング・コスチューム)」です。
アメリカ英語に慣れていると「コスチューム」という言葉から仮装や舞台衣装を連想してしまうかもしれませんが、イギリスにおいて水着を指す全く普通の表現です。日常的なスラングとしては、短縮して「cozzie(コジー)」と呼ばれることもあります。
オーストラリア・ニュージーランド英語での表現
オーストラリアやニュージーランドでは、さらに独自の表現が使われます。最も一般的なのは「togs(トグス)」や「bathers(ベイザーズ)」です。また、一部の地域では「swimmers(スイマーズ)」が水着そのものを指す言葉として使われることもあります。
オーストラリアのスイムショップに行く機会があれば、「I need new togs for racing.」と言えば、地元の人と同じように自然に伝わります。
形状別に見る競泳水着の種類の英語名
競泳水着には男女ともに様々なカッティングや形状があります。自分が欲しい形をピンポイントで検索、あるいは店員に伝えるためには、形状ごとの専門用語を知っておく必要があります。
男性用競泳水着の名称
男性用の競泳水着は、主に丈の長さによって名称が異なります。
ジャマー(Jammers)
太ももの中間から膝上までを覆うスパッツタイプの水着です。現在の男性競泳界において最も主流なスタイルであり、空気抵抗ならぬ水抵抗を減らすために多くの選手が着用しています。
ブリーフ(Briefs / Swim Briefs)
日本で言うところの「ブーメランパンツ」や「Vパン」「メンズビキニ」と呼ばれる、脚の付け根が大きくカットされた伝統的なスタイルの水着です。Speedo社がこの形の水着の代名詞的な存在であったことから、英語圏ではブランドに関わらずブリーフ型水着全般をスラングで「Speedos(スピードス)」と呼ぶことも多々あります。
トランクス(Trunks / Swim Trunks)
太ももの上部までを覆うボクサーパンツのような形状です。ただし、一般的な「Trunks」はサーフパンツなどのレジャー用水着を指すことが多いため、競泳の練習用として探す場合は「Square leg suit」や「Training trunks」と呼ぶ方が正確です。
女性用競泳水着の名称
女性用の競泳水着も、カバーする範囲や背中のデザインによって呼び分けられています。
ワンピース(One-piece)
肩から股下までを覆い、脚が露出している伝統的な競泳水着のスタイルです。練習用から競技用まで幅広く使われています。
ニースキン(Kneeskin)
肩から膝上までを覆うスパッツタイプの水着です。現在の女性用レーシングスーツ(競技用水着)の主流であり、全身を包み込むことで高い着圧(コンプレッション)を生み出し、水の抵抗を極限まで減らす設計になっています。男性用のJammersに上半身のカバーが加わった形状と言えます。
背中の開き具合やカットに関する表現
女性用のワンピースやニースキンを選ぶ際、背中のデザインや脚の付け根のカットの深さは非常に重要です。海外通販サイトのフィルター機能でもよく使われる用語です。
オープンバック(Open back)
背中が大きく開いたデザインです。肩甲骨周りの可動域が広く、ストローク(腕を回す動作)の自由度が高いのが特徴です。
クローズドバック(Closed back)
背中の開きが小さく、生地で覆われている面積が広いデザインです。ホールド感や安定感が強く、コア(体幹)をサポートする感覚を好むスイマーに選ばれます。
カットの深さ(Cut)
脚の付け根部分の切れ込みの深さを表します。ハイカット(High cut)は脚が動かしやすい反面、露出が多くなります。ミディアムカット(Medium cut / Moderate cut)が標準的で、ローカット(Low cut)は露出を抑えた形状です。
レース用と練習用の違いを英語で表現する
競泳水着は、使用する目的によって素材やフィット感が根本的に異なります。英語でもこの二元性は明確に区別された用語で表現されます。
大会・レース用水着(テックスーツ)
大会でコンマ1秒のタイムを縮めるために着用する高性能な水着は、「Racing suit(レーシングスーツ)」と呼ばれます。
さらに、近年主流となっているポリウレタンなどのハイテク素材を使用し、強力な着圧と撥水性を備えた高価格帯の水着は、総称して「Tech suit(テックスーツ)」と呼ばれるのが一般的です。
テックスーツは非常にタイトに作られており、着用するのに時間がかかるのが特徴です。プールサイドでの会話において、レース前にこのきつい水着を着る行為そのものを「Suiting up(スーティング・アップ)」というスラングで表現することもあります。
練習・トレーニング用水着
日々の厳しい練習に耐えうる、耐久性の高い水着は「Practice suit(プラクティススーツ)」や「Training suit(トレーニングスーツ)」と呼ばれます。これらは主にポリエステル素材で作られており、塩素に対する耐性が高い(Chlorine resistant)のが特徴です。
また、練習用の特殊な水着として「Drag suit(ドラッグスーツ)」があります。これは意図的に水の抵抗(Drag)を増やすために、わざとゆったりとしたメッシュ素材などで作られた水着です。通常の水着の上から重ね着をして泳ぎ、筋力や持久力を鍛えるトレーニング目的で使用されます。
海外通販サイトで失敗しないサイズ選びと購入時の英単語
海外ブランドの競泳水着(Speedo、Arena、TYR、FINISなど)は、デザインが豊富で価格が安いことも多いため、個人輸入や海外通販サイトを利用するスイマーも増えています。しかし、言語の壁によってサイズ選びや配送でつまずくことも少なくありません。ここでは購入時に必須の英単語を解説します。
サイズチャート・採寸でよく見る英語
海外の水着は日本サイズと規格が異なるため、自分の体を採寸し、各商品の「Size chart(サイズ表)」や「Sizing guide(サイズガイド)」と照らし合わせることが不可欠です。
Chest / Bust(胸囲)
胸の一番高い部分の周囲を測ります。
Waist(ウエスト・胴囲)
おへそ周りの一番細い部分の周囲を測ります。
Hips(ヒップ・腰回り)
お尻の一番大きい部分の周囲を測ります。
Torso / Girth(胴回りの縦一周の長さ)
肩から股下を通り、背中を回って元の肩までの長さを測ります。女性用のワンピースやニースキンのサイズ選びにおいて、この数値が最も重要になることが多いため、必ず確認しましょう。
なお、海外サイトではサイズが「cm(センチメートル)」ではなく「inch(インチ)」で表記されていることが多々あります。1インチは約2.54センチメートルですので、計算ツールなどを利用して正確に換算してください。
注文・配送・返品に関する英語
商品をカートに入れ、チェックアウト(購入手続き)に進む際によく目にする用語です。
- Add to cart:カートに入れる
- In stock:在庫あり(Out of stockの場合は在庫切れです)
- Shipping / Delivery:配送。日本へ送る場合は「International shipping」に対応しているか確認が必要です。
- Shipping fee:送料
- Estimated delivery:配達予定日
- Customs duty / Import tax:関税・輸入消費税。海外から一定金額以上の商品を購入する場合、受け取り時に発生することがあります。
- Return policy:返品規定。水着は肌に直接触れる性質上、試着後の返品交換ができない(Final sale)場合や、衛生用の保護シール(Hygiene liner)が剥がされていると返品不可となるケースが多いので、購入前に必ず確認しましょう。
競泳の種目や水着のテクノロジーに関する専門用語
最後に、英語の解説動画を見たり、最新モデルのスペックを読み解いたりする際に役立つ専門用語を紹介します。
泳法(種目)の英語表現
- Freestyle:自由形(多くの場合クロールを指します)
- Backstroke:背泳ぎ
- Breaststroke:平泳ぎ
- Butterfly:バタフライ
- Individual Medley (IM):個人メドレー
- Relay:リレー
水着の素材や機能性を表す英語
最新のテックスーツの商品説明には、以下のような技術用語が並びます。
Compression(コンプレッション・着圧)
筋肉の無駄な振動を抑え、血流を促進し、体を流線型に保つための締め付けのことです。
Water repellency(撥水性)
水を弾く性質です。生地が水を吸って重くなるのを防ぎ、水面を滑るように進むのを助けます。
Bonded seams / Stitched seams(圧着シーム / 縫製シーム)
水着の生地のつなぎ目の処理方法です。糸で縫う(Stitched)のではなく、熱やテープで圧着する(Bonded / Taped)ことで、凹凸をなくし水の抵抗を極限まで減らす技術が上位モデルには採用されています。
Polyurethane / Spandex / Elastane(ポリウレタン / スパンデックス / エラスタン)
競泳水着の伸縮性を生み出す弾性繊維の名称です。
国際水泳連盟(World Aquatics)のルール関連用語
公式大会に出場する場合、着用する水着は国際基準を満たしている必要があります。
World Aquatics Approved(旧FINA承認)
国際水泳連盟の厳しいレギュレーションをクリアし、公式大会で着用が認められた水着であることを示します。水着のお尻の部分に専用の承認マーク(バーコード付きのロゴ)がプリントされています。
Permeability(透過性)
生地がどれくらい空気や水を通すかという数値です。過去に全身ポリウレタン水着が記録を量産した歴史的背景(いわゆる高速水着問題)から、現在のルールでは生地が一定以上の水を通す非浸透性でない素材であることが厳格に定められています。
Thickness(厚さ)と Buoyancy(浮力)
水着の生地の厚さは最大0.8ミリメートルまでと規定されており、水着自体が不当な浮力を持たないように厳しく制限されています。
















